「訪問リハビリに転職したいけど、どうやって選べば良いの?」
「訪問リハビリの転職でチェックするポイントを知りたい!」
このような疑問を解決する記事です。
その前に「この記事を書いている人がどんな人なのか?」という自己紹介をさせていただきます。
- 理学療法士12年目(令和3年度時点)
- 訪問リハビリ・訪問看護の経験10年以上
- 書籍「訪問リハのためのルールブック」編著・監修
- 訪問リハの友達たくさん
訪問リハビリに転職する時のアドバイスをさせていただきます。
訪問リハビリへの転職のアドバイス
職場選びはとても重要です。
なぜならば、働場は人生において多くの時間を過ごすためです。
また、訪問リハビリの職場は“良いところ”もあれば“悪いところ”もあります。
良い・悪いというより、自分自身にあっているところもあれば、あっていないところもあるといった方が正しいかもしれませんね。
まずは、「職場選びで自身の中で優先順位が高いものは何だろうか?」という問いを自分自身に投げかけてみてください。
その答えが職場選びで大切なポイントになります。
職場選びで優先することは?
- 給料が重要な人
- 勤務地が重要な人
- 雰囲気が重要な人
- やりがいが重要な人
- 一緒に働く人が重要な人
- 休みの取りやすさが重要な人
- 福利厚生が重要な人
当然全てを叶えることができる職場はほとんどありません。
よって、自分自身の中で優先順位を決めることが大切です!
これは、訪問リハビリの転職に関わらず、全ての転職に関係することかもしれませんね。
訪問リハに転職?訪問看護に転職?
訪問リハビリに転職を考えるときに、選択しなければいけないことは下記の2つのどちらにするか?ということです。
- 訪問リハビリテーション
- 訪問看護ステーション
どちらも理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が働くことができます。
訪問リハビリテーションと訪問看護ステーションのそれぞれの特徴と、どんな人にオススメなのか?を説明します。
それぞれの特徴は下記の通りだよ!
- 母体は病院、診療所、介護老人保健施設、介護医療院
- 事業所(母体)に医師がいる
- セラピストだけの職場(看護師がいない)
- 異動もある
- 他部署と兼務する場合もある
- 併設している回復期、地域包括ケア病棟、通所リハビリ、老健(入所)などとの連携も求められる
- 活動や参加に焦点を当てたリハビリが求められる
- 病院内と同じ給与体系のところが多い
- 事業所に看護師が3名以上いる
- 困った時に事業所の看護師に相談できる
- 事業所に医師はいない
- 0歳から高齢者まで対象
- 医療ニーズが高い方も多い
- 異動や兼務はない場合が多い
- 訪問の給与体系のところが多い(中には歩合制のところもある)
訪問リハビリテーションと訪問看護はそれぞれどんなセラピストにオススメなの?
それぞれオススメの人の例を紹介するね!
それぞれ下記のような人が向いていると思います。
- そこそこセラピストとしての経験がある人
- フィジカルアセスメントがある程度できる人
- 病院や老健などの大きな団体に所属していたい人
- 勉強会などを病院などで大人数で行いたい人
- 異動覚悟の人
- 回復期や地域包括ケア、老健などとの連携した訪問リハを経験したい人
- 新卒でどうしても訪問リハをやりたい人
- 絶対訪問リハの業務に転職したい人
- 歩合制の給与体系が良い人
- フィジカルアセスメントが苦手で看護師に相談できる環境が良い人
- 小児の訪問リハをやりたい人
- 難病、終末期、中重度者のリハに関わりたい人
訪問リハの転職に関するQ&A
訪問リハの転職に関するQ&Aを紹介します。
訪問リハを10年以上経験した私の主観で回答させていただきます。
新卒で訪問リハビリは可能ですか?
新卒で訪問リハビリも可能ではあります。
しかし、急性期や回復期などの病院などで少し経験してからの方がオススメします。
何年くらい経験したら訪問リハビリに転職しても良いと思いますか?
何年という決まりはないと思います。
少なくとも1年は急性期や回復期の病院などでの経験をすることをオススメします。
はじめて訪問リハビリをするなら、どんなところに転職することをオススメしますか?
私がオススメする条件は下記の通りです。
- 訪問看護ステーション
- リハビリ職より看護師の方が多い
- リハビリ職もある程度いる
- 大規模(人数が多い)
- 教育システムが整っている
- 歩合制ではない
訪問リハでオススメしない転職先はどんなところですか?
訪問リハビリテーションと訪問看護ステーションは平均介護度に差はありますか?
厚生労働省が出している介護保険のデータでは、訪問リハビリテーションと訪問看護の利用者の介護度はあまり差がありません。
しかし、訪問看護の場合は難病患者など一定の条件を満たすものは医療保険となるため、医療保険対象者を除いた場合は、訪問リハビリテーションと訪問看護の利用者の介護度には差がないといえます。
病院や診療所、介護老人保健施設、介護医療院からの訪問リハビリテーションの場合は軽度の人ばかりですか?
訪問リハビリテーションでも、終末期、難病、末期がん、人工呼吸器、HOT使用者などの利用者にも関わる場合はあります。
訪問リハビリの転職先(求人)の探し方
もし、訪問リハビリの転職について悩んでいたら私の公式LINEに連絡いただいても構いません。