「訪問リハは介護度によって利用可否があるの?」
「訪問リハは介護度によって回数制限があるの?」
このような疑問を解決できる記事です。
訪問リハは介護度によって利用可否があるのか?
訪問リハビリテーションは要支援でも要介護でも、どの介護度でも利用することができます。
ただし、自宅でのリハビリテーションの必要性をケアマネジャーが作成するケアプランに位置付ける必要がありますので、注意が必要です。
訪問リハは介護度によって回数制限があるのか?
訪問リハは介護度によって回数制限はありません。
下記のいずれの介護度も同じだけ利用できます。
- 要支援1、2
- 要介護1、2、3、4、5
介護保険の訪問リハビリテーションは、原則、週に6回(1回あたり20分)=120分が限度です。
また、退院・退所後3ヶ月間は特別に週に12回(1回あたり20分)=240分の訪問リハビリが可能です。
しかし、気をつけなければいけないことがあります。
それは介護保険の限度額です。
下記が介護保険の要介護度別の限度額です。
要介護状態区分 | 区分支給限度額(1ヶ月あたり) |
---|---|
要支援1 | 5,032単位 |
要支援2 | 10,531単位 |
要介護1 | 16,765単位 |
要介護2 | 19,705単位 |
要介護3 | 27,048単位 |
要介護4 | 30,938単位 |
要介護5 | 36,217単位 |
訪問リハビリテーションの回数制限は要介護度によって制限がありませんが、要介護度別に限度額が設定されているため、その限度額内でサービスを組む必要があります。
例えば、デイサービス(通所介護)やデイケア(通所リハビリテーション)を併用する場合はさらに限度額が圧迫します。
ケアマネジャーと相談しながら、必要なだけサービスを組むようにしましょう!
訪問リハは介護度によって回数制限はないが、介護保険の限度額内で調整する必要がある。
回数制限は一律であり、週6回(1回あたり20分)=120分間を限度とする。
ただし、退院・退所後3ヶ月間は週12回(1回あたり20分)=240分間を限度とする。