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訪問看護

「訪問看護が来てほしくない」と言われる原因と対策を教えます

 

訪問看護をやっていて「訪問看護が来てほしくない」のようなことを利用者さんに言われたことはありませんか?

訪問看護師や訪問セラピストにとっては、このようなことを言われると辛いですよね。

 

今回は以下のことについて説明していきます。

  • 訪問看護が来てほしくないと言われる原因
  • 訪問看護が来てほしくないと言われた時の対策

 

訪問看護が来てほしくないと言われる原因

訪問看護が来てほしくないと言われる原因はさまざまです。

一つひとつ解説していきます。

 

他のスタッフが良い場合

訪問看護ステーションから複数名で訪問している場合があると思います。

利用者さんにとってお気に入りのスタッフなどがいる場合、そのスタッフと比べてしまい、他のスタッフが嫌だと感じた場合は拒否をされてしまう可能性もあります。

 

そもそも訪問看護を必要としていない場合

利用者さん自身が訪問看護を必要としていない場合は「来なくていい」と言われてしまう可能性もあります。

利用者さん本人が納得しておらず、家族などの希望で訪問看護を始めた場合は、拒否されることもあるかもしれませんね。

 

訪問看護のケアの質が悪い場合

訪問看護のケアの質が悪い場合は拒否をされてしまう可能性もあります。

さまざまな人にケアを受けてきている利用者さんは、入院中の看護や他のスタッフの看護のケアなどを受けた経験があるため、比べられることもあります。

そのためケアの質が悪いと感じられると拒否されてしまったり「もう来なくていいよ」と言われてしまうこともあると思います。

 

マナーやお作法が悪い場合

利用者さんも自分の家に招くわけですので、マナーやお作法が悪い場合は来てほしくなくなると思います。

例えば以下のような時です。

  • 手洗いの時に水をたくさん出す
  • ドアをバタンと閉める
  • 声がとっても大きい
  • タメ口(丁寧語を使えない)

 

マナーやお作法がわからない人は家に入ってきてほしくないと思う人も多いはずです。

それが結果として拒否につながることも考えられます。

 

スタッフが不潔な場合

スタッフが不潔の場合も利用者さんから拒否をされることがあると思います。

例えば、以下のような場合です。

  • 髭が生えている
  • 臭い
  • 靴下が汚い
  • 服が汚い
  • タバコくさい

多くの人は清潔な人に訪問に来て欲しいと思います。

 

相性が合わない場合

どれだけマナーや服装やケアなど注意をして行ったとしても人間対人間ですので、相性があります。

相性が悪い場合は拒否されてしまうことも考えられます。

「なんとなく嫌」
「会話が合わない」
「生理的に受け付けない」

少し理不尽かもしれないですが、こういうこともあると思います。

 

男性が良い場合(女性が良い場合)

利用者さんの中には『男性が良い場合』、もしくは『女性が良い場合』があると思います。

男性に身体を触られたくない人や入浴介助をされたくない女性の利用者などもいるはずです。

そのため、拒否につながり「訪問看護が来てほしくない」と思われてしまうこともあると思います。

 

認知症がある場合

訪問看護を利用する人は認知症を患っている人も多くいらっしゃいます。

そのため、「来てほしくない」と言われたり、拒否されたりすることもあると思います。

 

訪問看護ステーション内で連携ができていない場合

例えば、訪問看護ステーション内で連携が取れておらず、看護師Aに言ったことが、看護師Bに伝わっていなかったとしましょう。

その結果、看護師Bの印象が悪くなり、看護師Bが拒否されてしまうということもあります。

体調が悪くて訪問看護を利用しているのに、何度も同じことを言わせたりすると「なんで同じことを何度も同じ事業所の人に言わなきゃいけないの?」となってイライラさせてしまうこともあると思います。

そのため、訪問看護ステーション内の連携はしっかりと行う必要がありますね。

 

訪問看護が来てほしくないと言われた時の対策

訪問看護が来てほしくないと言われた時の対策を紹介します。

 

スタッフを代えてチームワークで対応

利用者さんによっては、『男性に入浴介助をされたくない人』『男性に身体を触れられたくない人』がいます。

そのような人に対してはスタッフを代えて対応することをお勧めします。

相性がある人、若い人が良い人、年配の人が良い人、子育て経験がある人が良い人…など利用者さんによっては求めることが異なります。

そのため、訪問看護ステーションにはさまざまなタイプのスタッフがいると良いと思います。

大規模で色々な利用者さんに対応できるような訪問看護ステーションを目指しましょう。

 

拒否があってもその人を責めない

訪問看護をしていると「来てほしくない」と言われたり、拒否をされることは誰でも可能性はあります。

「来てほしくない」と言われると結構傷つきます。

傷ついた上で、同僚や上司、先輩などから拒否されてしまったことに原因があるようなことを言われて責められると更に辛くなってしまいます。

そのため、拒否をされてしまったスタッフがいたとしても決してその人は責めないようにしましょう。

みんなでフォローし合えるチームづくりができると良い方向に進むと思います。

また、フォローしてもらった人は、他のことで恩返しができると良いですよね。

 

何が原因だったかを考えて必要に応じて反省する

拒否があったり「来てほしくない」と言われた場合は、何が原因だったかを考えましょう。

スタッフを責めることはよくありませんが、場合によっては反省することも大切です。

原因を分析して、前向きになれるように活かしていきましょう!

 

訪問看護のケアの質を上げる

訪問看護のケアの質が悪いため拒否につながってしまっている場合は、ケアの質を上げることも大切です。

訪問看護ステーション内で勉強会を開催したり、同行訪問をして方法を共有することもお勧めです。

 

訪問看護ステーション内で連携をする

訪問看護ステーション内での連携が疎かになって、ケア内容が統一できていなかったり、同じことを何度も聞いてしまったり、利用者さんが嫌なことを共有できていないがために繰り返してしまったりすることで拒否されてしまうこともあります。

そのため日頃から訪問看護ステーション内でしっかりと連携を図るようにしましょう。

 

マナーやお作法を学ぶ

マナーやお作法が悪いため拒否されてしまう人もいると思います。

この本は訪問看護や訪問リハビリのマナーやお作法に特化した本ですので、おすすめです。

 

認知症への対応を学ぶ

認知症の利用者さんから拒否がある場合があります。

そのような場合は、しっかりと認知症の人への対応を学ぶことで改善できることもあると思います。

 

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ABOUT ME
リハウルフ
理学療法士/「リハコネ式!訪問リハのためのルールブック」監著・編集/「ビジケア訪問看護経営マガジン」編集長/他に3メディアの編集長/ YouTube「リハウルフ」運営/セミナー経験多数/厚生労働省のホームページを見ることが趣味