認知症を理解する本おすすめ7選|家族が最初に読む【2026年版】

「親が認知症と診断されたけど、まず何から知ればいいんだろう」「どう声をかければ本人を怒らせずに済むのか分からない」——そんな不安をかかえて、本屋やネットで認知症の本を探していませんか。
この記事では、訪問リハの現場で多くのご家族と接してきた立場から、認知症をはじめて学ぶ家族・介護者にこそ読んでほしい本を7冊厳選しました。マンガ・図解で読みやすいものから、手続きやお金まで分かる実用書、より深く学べる教科書まで、あなたの段階に合った一冊が必ず見つかります。
- 認知症の本を読むと、家族の不安と対応のしんどさがどう変わるのか
- 失敗しない認知症の本の選び方(マンガ・図解・実用書の使い分け)
- 家族・介護者が最初に読むべきおすすめ7冊と、それぞれの向き不向き
- 本を「読んで終わり」にせず、毎日の接し方に活かすコツ
認知症の本を読むと、家族の「困った」はこう変わる
ちびウルフネットで調べれば分かるのに、わざわざ本を読む意味ってあるの?
リハウルフネットは断片的な情報が多いんだ。本は「なぜその行動が起きるのか」を順序立てて教えてくれるから、応用がきくようになるよ。
認知症の介護がつらくなる大きな原因は、「本人がなぜその行動をとるのか分からない」ことにあります。同じ話を何度もする、財布を盗られたと言う、夜中に出歩く——理由が分からないまま対応すると、家族はただ我慢するしかなく、心がすり減っていきます。
本を読んで「本人の見ている世界」や「行動の背景」を理解できると、対応は驚くほどラクになります。「困った行動」が「困っているサイン」に見えてくると、声のかけ方も自然と変わり、本人も家族も穏やかに過ごせる時間が増えていきます。これは現場でご家族を見ていて、いつも実感することです。
失敗しない認知症の本の選び方【4つの視点】
ちびウルフ種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からないよ…
リハウルフ「今いちばん知りたいこと」で選ぶと失敗しないよ。下の4つの視点で整理してみよう。
認知症の本は数えきれないほど出版されています。失敗しないために、次の4つの視点で自分に合うものを選びましょう。
- 読みやすさで選ぶ:はじめての方はマンガ・図解中心の本が挫折しにくく、内容も頭に残りやすいです。
- 知りたいテーマで選ぶ:「接し方・声かけ」「手続き・お金」「病気の仕組み」など、今いちばん困っていることに合わせます。
- 立場で選ぶ:家族向けか、専門職も読む実務書か。深さが大きく違います。
- 当事者・実体験の有無で選ぶ:当事者や介護経験者の本は、知識だけでは得られない「気持ち」を教えてくれます。
| タイプ | こんな人向け | 特徴 |
|---|---|---|
| マンガ・図解 | はじめて学ぶ家族 | 読みやすく、本人の世界が直感的に分かる |
| 言いかえ・接し方 | 毎日の対応に困っている人 | そのまま使える具体的な声かけが学べる |
| 手続き・お金の実用書 | これから介護が始まる人 | 受診・介護保険・費用を辞書的に確認できる |
| 当事者・実体験 | 気持ちに寄り添いたい人 | 本人や家族のリアルな心情が分かる |
| 専門書・教科書 | 深く正確に学びたい人 | 病気の全体像を体系的に押さえられる |
認知症を理解する本 おすすめ7選【家族・介護者向け】
リハウルフここからは、家族が読みやすい順に7冊を紹介していくよ。気になった1冊から手に取ってみてね。
1. マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界
内容:認知症の人の視点に立ち、「なぜその行動をとるのか」をマンガで描いたシリーズ累計ベストセラーです。家族・ケアする人が見ている世界と、本人が見ている世界を対比して解説します。
おすすめポイント:「同じことを何度も聞く」「財布を盗られたと言う」といったよくある場面の“理由”が本人目線で腑に落ちる一冊。専門知識ゼロでもスッと読めるので、最初の1冊に最適です。マンガのあとに専門家の解説ページがあり、対応のコツも学べます。
2. ボクはやっと認知症のことがわかった
内容:「長谷川式認知症スケール」を開発した精神科医・長谷川和夫氏が、自ら認知症になった経験を語った一冊です。専門家でありながら当事者となった、唯一無二の視点で書かれています。
おすすめポイント:認知症になっても心も感情も生きていることが、当事者の言葉で伝わってきます。「本人はどう感じているのか」を知ると、家族の接し方は根本から変わります。知識の本に疲れたとき、心に寄り添いたいときに読みたい本です。
3. 認知症の人にラクに伝わる言いかえフレーズ
内容:認知症心理学の専門家による監修で、ついやってしまうNGな声かけと、本人に伝わりやすいOKの言いかえフレーズを、場面別にまとめています。
おすすめポイント:「ダメ」「さっきも言ったでしょ」を今日からどう言い換えればいいかがすぐ分かります。理屈より「具体的なセリフ」がほしい家族にぴったり。手元に置いて、困ったときにページをめくる使い方がおすすめです。
4. 自分と家族の認知症の介護と手続き 名医が教える最善の進め方Q&A大全
内容:受診・診断から介護保険の申請、お金、各種手続きまで、認知症介護で必要な知識をQ&A形式で網羅した「大全」です。
おすすめポイント:「何から始めればいいの?」という手続き面の不安にまとめて答えてくれる実用書。接し方の本とは別に、辞書のように1冊持っておくと安心です。これから介護が本格的に始まるご家族に特におすすめします。
5. お母さんは認知症、お父さんは老人ホーム 介護ど真ん中!親のトリセツ
内容:著者自身の「ダブル介護」の実体験を描いたコミックエッセイです。笑いと本音を交えて、リアルな介護の日常がつづられています。
おすすめポイント:制度や接し方の本では分からない、介護する側の本音と心の揺れに共感できます。「しんどいのは自分だけじゃない」と思えるだけで、ふっと気持ちが軽くなる一冊。介護に疲れたときの心の栄養になります。
6. 認知症診療スタートブック
内容:認知症診療の基礎を体系的にまとめた、医師・専門職向けの入門書です。診断や対応の考え方が整理されています。
おすすめポイント:家族向けの本では物足りない、より正確・専門的に理解したい方に。やや専門的ですが、医療職と話すときの共通言語が身につきます。介護に関わる専門職の学び直しにも役立ちます。
7. 別冊 認知症の教科書 増補改訂版
内容:認知症の種類・症状・治療・ケアを図解で体系的にまとめた一冊です。最新の知見を踏まえた増補改訂版になっています。
おすすめポイント:1冊で認知症の全体像を押さえたい方の保存版。図解が豊富で読みやすく、必要なときに該当ページを開いて確認できます。家庭にも職場にも置いておきたい教科書です。
本を「読んで終わり」にしないための活かし方
ちびウルフ本を読んでも、いざ本人を前にすると忘れちゃうんだよね…
リハウルフそれが普通だよ。だから「全部やろう」とせず、まず1つだけ試すのがコツなんだ。
本で学んだことを毎日の介護に活かすには、現場でも実践している次の流れがおすすめです。完璧を目指さず、できることから少しずつ取り入れてください。
- 1冊を最後まで読み切る:まずはマンガ・図解の本から。全体像をつかむことを優先します。
- 「使えそうな声かけ」を1つだけ選ぶ:言いかえフレーズの本などから、今日試す1フレーズを決めます。
- 実際に試して、反応をメモする:うまくいった・いかなかったを書き留めると、本人に合う対応が見えてきます。
- 家族や専門職と共有する:ケアマネや訪問スタッフに伝えると、チームで同じ対応ができます。
よくある質問
認知症の本は、診断前でも読んでいいですか?
まず1冊だけ選ぶなら、どれがおすすめですか?
専門書(診療スタートブック・教科書)は家族が読んでも分かりますか?
本に書かれた接し方を試しても、うまくいきません。
電子書籍(Kindle)と紙の本、どちらがいいですか?
- 認知症の本は「本人を理解し、家族の心を守る」ために読むと対応がラクになる。
- 選ぶときは「読みやすさ・テーマ・立場・当事者性」の4つの視点で。
- はじめての家族はマンガ・図解の本から、必要に応じて接し方・手続き・専門書を足す。
- 読んだら「1つだけ試す→共有する」で毎日の介護に少しずつ活かす。
- 「治る」と断定する本には注意し、迷ったら主治医やケアマネに相談を。
※価格・在庫はAmazon等の各販売ページの最新情報をご確認ください。医療・介護に関する判断に迷う場合は、主治医・地域包括支援センター・ケアマネジャーにご相談ください。











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