「要介護認定区分ってなに?」
「要介護度ってなに?」
このような疑問を解決するための記事です。
この記事を読むと要介護認定区分について詳しくなれます。
・要介護認定区分とは?
・要介護認定区分(早わかり表)
・要介護認定区分変更とは?
・要介護認定一番多いのは
・要介護3と4の違い、要介護5とは?
「要介護認定区分とは?」について勉強していきましょう!
要介護認定区分とは?(厚生労働省)
介護保険制度では、寝たきりや認知症等で常時介護を必要とする状態(要介護状態)になった場合や、家事や身支度等の日常生活に支援が必要であり、特に介護予防サービスが効果的な状態(要支援状態)になった場合に、介護の必要度合いに応じた介護サービスを受けることができます。
この「介護の必要度合い」の区分(レベル)のことを要介護認定区分と言います。
要介護認定区分は下記の8つに分けられております。(状態が重い順)
- 要介護5
- 要介護4
- 要介護3
- 要介護2
- 要介護1
- 要支援2
- 要支援1
- 非該当(サービス事業対象者)
要介護度別の支給限度基準額
要介護度別に使える限度額というものが異なります。
要介護度が重い(要介護5に近づく)ほど使える金額も増えます。
要介護度 | 要介護認定等基準時間 | 支給限度基準額 |
要支援1 | 25分以上32分未満 | 5,032単位 |
要支援2 | 32分以上50分未満 | 10,531単位 |
要介護1 | 32分以上50分未満 (要支援2を除く) | 16,765単位 |
要介護2 | 50分以上70分未満 | 19,705単位 |
要介護3 | 70分以上90分未満 | 27,048単位 |
要介護4 | 90分以上110分未満 | 30,938単位 |
要介護5 | 110分以上 | 36,217単位 |
要介護度別の使える介護サービス
要介護認定区分別に使える介護サービスが異なります。
大きくは下記の3つのような分類ができます。
- 要介護1〜5の場合
- 要支援1〜2の場合
- サービス事業対象者の場合
要介護2以上でなければ、借りることができない福祉用具があったり、要介護3以上でなければ施設に入りにくかったりと細かな分類もあります。
出典)厚生労働省
要介護認定区分(早わかり表)
要介護認定区分の早わかり表です。
概ねの要介護認定区分の予想に使ってみてね!
要介護認定区分変更とは?
要介護認定区分変更とは、要介護認定区分を変更することです。
略して「区分変更」や「区変(くへん)」と呼んだりします。
また、区分変更の申請を行うことを、「区分変更申請」や「区変をかける」などと呼びます。
身体状態が今の介護認定区分と合わなくなり、たくさん(新たに)の介護サービスを使いたい場合や施設に入りたい場合などに区分変更申請をすることが多いよ!
区分変更申請はほどんどの場合、要介護度が悪化したと思う場合に申請するんだよ!
要介護認定一番多いのは
令和3年10月時点のデータです。
要支援1 | 要支援2 | 要介護1 | 要介護2 | 要介護3 | 要介護4 | 要介護5 | 合計 |
970,639 | 952,415 | 1,424,395 | 1,165,613 | 918,075 | 871,031 | 592,184 | 6,894,352 |
出典)厚生労働省
令和3年10月時点では、要介護認定で一番多いのは要介護1で、1,424,395人です。
要介護3と4の違い、要介護5とは?
要介護度の違いは基本的には介護を要する時間(要介護認定等基準時間)で決められています。
要介護認定等基準時間
- 非該当:25分未満
- 要支援1:25分以上32分未満
- 要支援2・要介護1:32分以上50分未満
- 要介護2:50分以上70分未満
- 要介護3:70分以上90分未満
- 要介護4:90分以上110分未満
- 要介護5:110分以上
要介護度別の状態像は下記の表で参考にしてみよう!
出典)厚生労働省
要介護度についてわかりやすく動画で解説
要介護度についてわかりやすく動画で解説してあります。
ぜひ、ご視聴ください。