「理学療法士は訪問リハビリを開業できるの?」
「理学療法士は訪問リハビリステーションを開業できるの?」
このような疑問を解決できる記事です。
理学療法士として開業を目指したい人は「訪問リハビリを立ち上げてみたい!」と考える人もいるかもしれませんね。
この記事では以下のことがわかります。
- 理学療法士が訪問リハビリを開業できるかわかる
- 理学療法士が訪問リハビリを立ち上げる方法がわかる
この記事の著者は下記の書籍の編著・監修を行なっています。
ぜひ、訪問リハビリの基礎知識を得るために有効活用してみてください。
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では、早速解説していきます。
理学療法士は訪問リハビリを開業できるのか?
結論からお伝えします。
理学療法士だけで訪問リハビリを開業することはできません。
なぜならば、訪問リハビリを提供する事業所には人員基準があるためです。
訪問リハビリを提供する方法は主に以下の方法があります。
- 病院・診療所からの訪問リハビリテーション1、医療保険の訪問リハビリ
- 介護老人保健施設方の訪問リハビリテーション2
- 介護医療院からの訪問リハビリテーション3
- 訪問看護ステーションからの理学療法士等による訪問(介護保険・医療保険)
上記の❶〜❸は医師が1名以上必要です。
そして、❹は看護師が常勤換算数で2.5名以上必要です。
よって、理学療法士だけで訪問リハビリを開業する方法はありません。
理学療法士が起業して訪問リハビリを提供する方法
理学療法士が起業して訪問リハビリを提供する方法を紹介します。
理学療法士がオーナーになって医師を雇えば病院を立ち上げられます。
理学療法士がオーナーになって看護師を雇えば訪問看護ステーションを立ち上げられます。
このように理学療法士が出資すればOKです。
現実的に医師を雇うことはなかなか難しいので、理学療法士が看護師を3名以上雇い、訪問看護ステーションを運営することで訪問看護ステーションからの理学療法士等の訪問リハビリという位置付けで訪問リハビリを提供することが可能です。
昨今、理学療法士がオーナーの訪問看護ステーションが増えてきています。
令和5年度時点では全国に14,000を超える訪問看護ステーションが立ち上がっています。
ぜひ、下記の書籍を参考にして考えてみてください。
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裏技としてもう一つ良い方法があります。
それは、理学療法士として個人事業主として、もしくは会社を立ち上げて、医療機関で働かせていただき、そこの医療機関の看板をお借りして、みなし指定の訪問リハビリを立ち上げて訪問リハビリを提供する方法です。
売り上げの⚪︎%を医療機関に入れるという方法を使えば、お互いWIN-WINな関係性を築けます。
訪問リハビリテーションは数日あれば立ち上げることが可能ですので、そこまでハードルは高くないと思います。
訪問リハビリを立ち上げたい人は下記の記事も参考にしてください。
今回は「理学療法士は訪問リハビリを開業できるのか?」というテーマで解説しました。
結論からお伝えすると、理学療法士だけでは開業はできません。
しかし、理学療法士がオーナーになることで訪問リハビリを提供する方法はいくつかあります。
自分自身がどんな働き方を目指したいかによって変わると思います。
ぜひ、参考にしてみてください。