「認知症対応型通所介護のメリットってどんなことがあるの?」
「認知症対応型通所介護のデメリットってどんなことがあるの?」
このような疑問を解決できる記事です。
認知症対応型通所介護というデイサービスがあると知ったけど、実際デメリットはあるのかな?という疑問を解決できる記事です。
この記事では以下のことがわかります。
- 認知症対応型通所介護とは?
- 認知症対応型通所介護のメリット
- 認知症対応型通所介護のデメリット
では、一般人にもわかりやすく解説していきます。
認知症対応型通所介護とは?
認知症対応型通所介護とは、名前の通り『認知症に対応している通所介護(デイサービス)』です。
厚生労働省では認知症対応型通所介護の目的を以下のように定義されています。
認知症(急性を除く)の高齢者に対して、必要な日常生活上の世話及び機能訓練を行い、高齢者の社会的孤立感の解消及び心身の機能の維持並びにその家族の身体的及び精神的負担の軽減を図ることを目的として行う。
出典)厚生労働省
認知症対応型通所介護のメリット
認知症対応型通所介護のメリットは以下のとおりです。
- 少人数で認知症のことを考えたケアをしてくれる
- 通常のデイサービスに断られても受け入れてくれる
それぞれ説明していきます。
少人数で認知症のことを考えたケアをしてくれる
認知症対応型通所介護は少人数制で対応してくれます。
さらに認知症のことを正しく勉強したスタッフが多いため、認知症であっても親切に対応してくれます。
少人数制で認知症のことを理解したスタッフが対応してくれることが1番のメリットだと思います。
通常のデイサービスに断られても受け入れてくれる
認知症により他利用者さんに迷惑をかけてしまうような場合は通常のデイサービスからお断りされる場合も稀にあります。
そのような場合でも、認知症対応型通所介護は認知症の利用者さんを専門に受け入れてくれるため色々な面で柔軟に対応してくれます。
認知症対応型通所介護のデメリット
認知症対応型通所介護のデメリットは以下のとおりです。
- 普通のデイサービスより料金が高い
- 市内の居住者しか利用できない
- 事業所の数が少ない
- 軽症の認知症の人にはストレスがある可能性がある
それぞれについて説明していきます。
普通のデイサービスより料金が高い
認知症対応型通所介護は以下の理由で一般的なデイサービスより基本報酬(料金)が高いです。
認知症対応型通所介護の料金が高い理由
- 小規模であること
- 認知症の利用者を対象にした専門的なケアを提供するサービスであること
事業所によって加算などが異なりますが、料金体系は以下のようになっています。
少し料金が高いことは認知症対応型通所介護のデメリットと言えます。
市内の居住者しか利用できない
認知症対応型通所介護は地域密着型という分類の通所介護になります。
そのため、事業所があるそこの地域の人しか利用することができません。
もし、他に地域から通いたいという人にとっては「通えないと」という点がデメリットかもしれないですね。
事業所の数が少ない
認知症対応型通所介護は全国的にもとても少ないです。
令和4年4月時点で全国に3,098事業所しかありません。
また、事業所がない地域もあります。
都道府県別で認知症対応型通所介護が少ない事業所は以下のとおりです。
認知症対応型通所介護が少ない事業所
- 宮崎県・・・16事業所
- 徳島県・・・17事業所
- 和歌山県・・・17事業所
- 山梨県・・・20事業所
認知症対応型通所介護に通いたくても通えないということは通いたい人にとってはデメリットかもしれませんね。
軽症の認知症の人にはストレスがある可能性がある
認知症対応型通所介護は、認知症の人が通うためのデイサービスです。
認知症の症状は人それぞれで重たい人から軽い人までいます。
認知症の人は色々と周囲の環境に影響を受けやすいため、他の利用者さんの声や行動などがストレスに感じてしまう可能性もあります。
今回は認知症対応型通所介護のメリットとデメリットについて解説しました。
ぜひ、参考にしていただき自分自身の家族が認知症で該当される場合などは近くのに認知症対応型通所介護があるか調べてみてください。
認知症対応型通所介護があるか調べる場合は「介護サービス情報公表システム」が便利です。
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