「訪問リハビリの持ち物って、何を持っていけばいいの?」「これから訪問を始めるけど、最低限そろえるものを知りたい」。新しく訪問リハビリを始めるPT・OT・STなら、誰もが一度はぶつかる疑問です。

この記事では、訪問リハ歴10年以上の理学療法士が、訪問リハビリで本当に必要な持ち物をジャンル別に一覧で紹介します。「必須アイテム」と「あると便利なもの」を分けて整理したので、準備のチェックリストとして使ってください。

この記事でわかること
  • 訪問リハビリで最低限そろえたい必須の持ち物
  • あると業務がぐっと楽になる便利アイテム
  • 各アイテムの選び方のコツ(壊れにくさ・コスパ・衛生面)
  • 持ち物チェックリスト(一覧表)
ちびウルフちびウルフ

明日から訪問デビューなんだ!何を持っていけばいいのか不安で…

リハウルフリハウルフ

大丈夫!まずは必須アイテムをそろえれば十分だよ。バッグから順番に見ていこうね。

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訪問リハビリの必須の持ち物

まずは、ほとんどの事業所で「これがないと訪問できない」という必須アイテムから紹介します。

訪問リハビリバッグ

すべての持ち物を運ぶための土台です。A4が入る大容量で、間仕切りがあると整理しやすくなります。往診・訪問看護用のメディカルバッグが使いやすく、デザインは好みで選んでOK。毎日使うものなので、気に入ったバッグの方が訪問のモチベーションも上がります

血圧計

バイタル測定の必須アイテム。手動派の意見もありますが、持ち運びにはコンパクトな電動タイプがおすすめです。マンシェット部分だけ交換できるものは長く使え、電池も長持ちします。

パルスオキシメーター

SpO2(血中酸素飽和度)を測る必須アイテム。1人1つ持つ前提なら、1万円以下でも十分な精度のものが選べます。表示の数字が大きく見やすいものを選ぶと、現場で読み取りやすく便利です。

体温計

毎回測定するので、測定スピードを重視しましょう。15秒前後で測れる予測式が定番ですが、接触を避けたい場面が多い場合は非接触式も選択肢になります。

聴診器

在宅ではフィジカルアセスメントが重要で、聴診器は欠かせません。病院・施設と同様、自分の好みに合った1本を準備しましょう。

ポイント 血圧計・パルスオキシメーター・体温計・聴診器は、バイタル&フィジカル評価の4点セット。まずここを優先してそろえると安心です。

衛生・感染対策の持ち物

利用者宅へ出入りする訪問では、感染対策グッズも必須レベルです。

アルコール綿

体温計やパルスオキシメーターの消毒に使います。カット綿を自作する方法もありますが、個包装タイプを買う方が手間がかかりません。

アルコールスプレー

手指消毒、物品の除菌、車のハンドル消毒などに幅広く使えます。携帯タイプを用意し、なくなったら詰め替える運用が経済的。容器は壊れにくい日本製がおすすめです。

ハンドソープ・ペーパータオル

訪問の最初と最後に、利用者宅の洗面所を借りて手洗いをする事業所も多いです。ハンドソープは詰め替え用がお得。手拭きは布のハンカチではなくペーパータオルを使い、清潔を保ちましょう。使用済みを持ち帰る場合に備え、小さなビニル袋を常備すると安心です。

使い捨てスリッパ

「持ち込まない・持ち出さない」の感染対策に役立ちます。スリッパのマナーに迷う場面もあるので、考え方は別記事もあわせてご覧ください。

あると便利な持ち物

アイテム用途・選び方のコツ
タブレット(iPad等)電子カルテなら必須。紙カルテでもリハアプリで質・幅が広がる
携帯電話・スマホ遅刻連絡やケアマネ・他事業所への連絡に必須。タブレットをやめてスマホ1台に集約する事業所も多い
布メジャー下腿周径・大腿周径・ウエスト測定に。100円均一でも十分
金属メジャー段差・廊下幅・ベッドや椅子の高さなど環境面の測定に
滑り止めマット移乗・立位練習の安全確保に。100円均一でそろい、全スタッフ携帯がおすすめ
ちびウルフちびウルフ

意外と100円均一でそろうものもあるんだね!

リハウルフリハウルフ

そうなんだ。メジャーや滑り止めマットは安く済むよ。お金をかけるべきは血圧計や聴診器など、毎日使う精度の必要なものだね。

訪問リハビリ持ち物チェックリスト

分類持ち物
バッグ訪問リハビリバッグ
バイタル・評価血圧計/パルスオキシメーター/体温計/聴診器
衛生・感染対策アルコール綿/アルコールスプレー/ハンドソープ/ペーパータオル/ビニル袋/使い捨てスリッパ
記録・連絡タブレット(iPad等)/携帯電話・スマホ
測定・安全布メジャー/金属メジャー/滑り止めマット
注意 必要な持ち物は事業所によって異なります。電子カルテの有無、感染対策の方針、利用者層によって追加・削除が必要です。まずは上の必須+衛生用品からそろえ、現場に合わせて調整しましょう。

持ち物を上手に管理するコツ

持ち物はそろえて終わりではなく、毎日の管理が大切です。現場で困らないための工夫を紹介します。

  1. バッグの中を「バイタル」「衛生」「記録」などのポーチで小分けにし、取り出しやすくする。
  2. アルコール綿・スプレー・電池など消耗品の残量を週1回チェックし、切らさないようにする。
  3. 血圧計やパルスオキシメーターは定期的に動作確認し、数値の信頼性を保つ。
  4. 感染対策の方針が変わったら、持ち物リストもそのつど見直す。
ポイント 事業所で共通の持ち物チェックリストを作っておくと、新人の準備がスムーズになり、忘れ物も防げます。本記事のチェックリスト表をそのまま活用してください。

季節・利用者に応じて足したいもの

夏場は熱中症対策の飲み物やタオル、汗ふきシートがあると快適に動けます。冬場は手指の保湿クリームや防寒具、雨の日はレインウェアやタオルが役立ちます。呼吸器疾患や創傷のある利用者を担当する場合は、必要な評価物品や処置に使うものを事前に確認し、その日の訪問先に合わせて持ち物を調整しましょう。屋外移動が多い訪問だからこそ、天候と利用者の状態の両面から準備しておくと安心です。

よくある質問

訪問リハビリで最低限そろえる持ち物は?
訪問バッグ、血圧計、パルスオキシメーター、体温計、聴診器、アルコール綿・スプレー、記録用のタブレットまたはスマホが最低ラインです。
血圧計は手動と電動どちらがいいですか?
持ち運びを考えると、コンパクトな電動タイプが扱いやすくおすすめです。マンシェット交換ができるタイプは長く使えます。
パルスオキシメーターはいくらくらいのものを選べばいい?
1人1つ持つ前提なら、1万円以下で十分な精度のものが選べます。表示が大きく見やすいものが現場向きです。
100円均一でそろえてよいものはありますか?
布メジャーや滑り止めマットなどは100円均一でも十分です。精度が必要な血圧計・聴診器などはしっかりしたものを選びましょう。
まとめ
  • 必須は訪問バッグ+バイタル・評価4点セット(血圧計・パルスオキシメーター・体温計・聴診器)
  • 衛生用品(アルコール綿・スプレー・ハンドソープ・ペーパータオル・スリッパ)も訪問では必須レベル。
  • 記録・連絡にタブレットまたはスマホを。電子カルテなら必須。
  • メジャーや滑り止めマットは100円均一でもOK。お金は毎日使う精度の必要なものへ。
  • 必要な持ち物は事業所ごとに異なるため、現場に合わせて調整を。

記事内で紹介したアイテムを実際に検討したい方は、下のおすすめ商品もあわせてご覧ください。

ABOUT ME
リハウルフ
理学療法士/「リハコネ式!訪問リハのためのルールブック」監著・編集/「訪問リハビリマガジン」編集長/他に3メディアの編集長/ YouTube「リハウルフ」運営/セミナー経験多数/厚生労働省のホームページを見ることが趣味
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