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リハビリ全般

言語聴覚士でつらいと思う瞬間を11つ紹介します

 

言語聴覚士として働くのがつらい
ほかの言語聴覚士も、つらいことはあるのかな

言語聴覚士になるために厳しい実習に参加し、長時間の勉強をして国家試験に合格したのに、働いてみたらうまくいかないという方もいますよね。

こんな疑問を解決できる記事です。

言語聴覚士が働くのがつらい理由について11つ説明していきます。

言語聴覚士がつらいと感じる理由

言語聴覚士がつらいと感じる理由は大きく3つあります。

 

言語聴覚士がつらいと感じる理由

  1. 訓練に関すること
  2. 待遇に関すること
  3. 職場に関すること

 

合計11つについて説明していきます。

 

訓練に関するつらいこと

訓練に関する言語聴覚士がつらいと感じる理由を5つ説明します。

 

❶患者さんとの関係性が築けない

言語聴覚士は、患者さんとの関係性がうまく築けないとつらくなります。

患者さんをよくしたいのに、嫌がられたり怒られたりするからです。

話したくても言葉がでない、食べたいのに飲み込めず肺炎を繰り返していると、できない自分を見たくなくて訓練を嫌がる方もいます。

訓練の中身を変えてみたり、世間話をしたりして距離を縮めてみてくださいね。

 

❷勉強を続けないといけない

言語聴覚士は勉強を続けていく職業です。

訓練や医療知識が新しくなっていくため、勤務後や休みの日に、論文を読み、勉強会・研修・学会に参加します。

リフレッシュする時間を持ちながら、勉強を続けていきましょう。

 

❸成果が出ない

言語聴覚士は訓練の成果が出ないとつらくなります。

なぜなら、患者さんや家族の期待が大きいからです。

例えば、訓練を続けていても嚥下機能が上がらなくて食事形態を上げられなかったり、発語が引き出せなかったりして、期待に応えられないときもあります。

言語療法はすぐに結果が出るものばかりではありません。

時間をかけて訓練を見直しながら続けていきましょう。

 

❹責任が重い

言語聴覚士は、責任が重くつらく感じます。

評価や訓練内容によってはリスクがあり、評価して食べれると思っても窒息しかけたり、徐々に誤嚥していて肺炎で入院したりする方もいますよね。

責任は重いですが、食べれなかった方が嬉しそうに食べる姿を見れるやりがいのある仕事です。

 

❺需要がないと感じる

「言語聴覚士がいなくても困らない」「需要がない」と感じてつらくなります。

言語聴覚士の訓練対象の方がおらず、専門知識を発揮できない職場もあるからです。

例えば、介護施設で機能訓練指導員として雇われていると、言語聴覚士が平行棒歩行やパワーリハビリを行います。
雇用主が言語聴覚士の役割を理解していないと、ニーズのある方が利用されません。

言語聴覚士ができる業務を伝え理解してもらいましょう。

 

待遇に関するつらいこと

待遇に関する言語聴覚士がつらいと感じる理由を3つ説明します。

 

❶希望した領域の職場で働けない

希望した領域の職場で働けないとつらくなります。

求めている求人がなく、採用されないと働けませんよね。

例えば、小児領域で働きたいのに契約社員の求人しかない、言語訓練がしたいのに嚥下評価しかやれないなどです。

契約社員から正社員登用を目指して活躍したり、大学院に進学して専門性を高めたりして希望の領域で活躍する言語聴覚士もいますよ。

 

❷給料が低く昇給しづらい

言語聴覚士は、給料が低く昇給しづらいためつらくなります。

病院によっては能力ではなく、一律昇給です。

1年で1,500円しか上がらない職場もありました。

仮に7年間働いても、1,500円×7年で10,500円しか上がりませんが、企業に勤務すると1年で10,000円近く上がる年もあります。

給料が低く昇給しないなら、働き方を考えてみましょう。

 

❸残業が多い

言語聴覚士は、残業が多いとつらくなります。

働き始めたばかりだと、覚えることや雑務が多く帰宅時間が遅くなりますよね。

慣れない作業やリハビリのスケジュールが組めないと、時間内に報告書を書き終えられません。

繰り返すと時間の使い方が上手くなって、残業時間は減ります。

残業時間を減らすのが難しいなら、上司への相談や、同級生に職場の様子を尋ねて改善を目指してみましょう。

職場に関するつらいこと

職場に関する言語聴覚士がつらいと感じる理由を3つ説明します。

 

❶職場の雰囲気が合わない

言語聴覚士は、職場の雰囲気が合わないとつらくなります。

学んだ内容を試せず、自分のペースで働けないからです。

新しい訓練に消極的な職場だと、研修での学びを試せませんよね。

また、職員の運動会や社員旅行がある職場は自分のペースで働きづらいでしょう。

職場の雰囲気が合っていないようなら、環境を変えるか考えてみましょう。

 

❷他職種とコミュニケーションが取れない

言語聴覚士は、他職種とコミュニケーションが取れないとつらくなります。

職種によって考えは違うため、意見を受け入れてもらえないときもあるでしょう。

考えが違っても、患者さんをよくしたい気持ちは同じです。

うまくいかないときは、言語聴覚士同士や別の職種とも話してください。

日頃からこまめに患者さんの話をしていると、大きくずれてしまう前に方向性の擦り合わせができますよ。

 

❸孤独を感じる

言語聴覚士は、孤独でつらいと感じます。

1人職場だと、評価や訓練を行っていても正しいのか不安になる方もいるのではないでしょうか。

食事形態を上げて良いのか、もっと効果的な訓練はないのかと考えます。

言語聴覚士協会の研修への参加や、近くの地域で働く同級生の言語聴覚士に連絡取り、言語聴覚士同士の繋がりを増やすと、孤独は解消されますよ。

言語聴覚士は求められている仕事

今回は、言語聴覚士がつらいと感じる理由を訓練・待遇・職場に関することにわけて説明しました。

言語聴覚士は、言語面や嚥下面、ことばの発達など多くの人に求められている仕事です。

つらい理由を解消して、ぜひ活躍してください。

ABOUT ME
リハウルフ
理学療法士/「リハコネ式!訪問リハのためのルールブック」監著・編集/「ビジケア訪問看護経営マガジン」編集長/他に3メディアの編集長/ YouTube「リハウルフ」運営/セミナー経験多数/厚生労働省のホームページを見ることが趣味