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訪問リハビリテーション

訪問リハビリがしんどい・きつい・辛い理由6選とその対策を紹介

 

訪問リハビリを始めたけど、しんどい…。

訪問リハビリってきついの?

 

そのような想いを抱えている人はいませんか?

訪問リハビリって楽しいこともあるけど、しんどい・きつい・辛いこともあるのです。

結論からお伝えしますと、訪問リハビリはしんどい・きついこともありますが、楽しいこと・やりがいの方が沢山あります。この記事を読んで、「このくらいなら我慢ができそう!」と思っていただき、訪問リハビリの世界に足を踏み入れていただけると嬉しいです。

 

今回は訪問リハビリのしんどい・きつい。辛いことをまとめてみました!

ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです。

 

訪問リハビリのしんどい・きつい・辛いことのまとめ

訪問リハビリのしんどい・きつい・辛いと感じるところのまとめから紹介します!

 

訪問リハビリのしんどい・きつい・辛いまとめ
  1. 責任面
  2. 人間関係
  3. 清潔面
  4. 体力面
  5. 時間管理
  6. 感染対策

 

ちびウルフ
ちびウルフ
具体的にどんなところが訪問リハビリでしんどいと感じるの?
リハウルフ
リハウルフ
訪問リハビリでしんどいと感じるところを1つ1つ詳しく説明していくね!

 

責任面

訪問リハビリは、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が1人で利用者さんのお宅を訪問する仕事です。

病院の中でリハビリを行う場合は、何かその場で相談したいと思った時にすぐに先輩に相談できたり、医師や看護師に来てもらうことも可能です。

しかし、1人で行動する訪問リハビリは原則、現場では全て1人で対応しなければいけないため、とても責任面でしんどいと感じることもあります。

具体例をいくつか紹介します。

 

訪問リハビリで責任面でしんどいと感じる場面①

訪問リハビリでは、利用者さんに関わる専門職が話し合うサービス担当者会議というものが利用者さんごとに定期的に開催されます。(病院でいうカンファレンスのようなものです。)

たとえば、利用者さんが利用しているサービスが下記の4つだったとしましょう。

1)訪問リハビリテーション
2)福祉用具貸与
3)訪問介護
4)ケアマネジャー

その場合、話し合いを行うと、医療的なこと(疾患、状態、薬、排便、排泄、皮膚、栄養、リハビリ…など)は全て医療職であるリハビリ専門職に頼られます。

病院では医師や看護師、薬剤師、管理栄養士などが相談に乗ってくれていたことも唯一の医療職であるセラピストに全て質問されることもよくあります。この時に、知識不足ですと、しんどいと感じることもあります。

 

訪問リハビリで責任面でしんどいと感じる場面②

訪問リハビリは基礎疾患が多い要介護状態の高齢者のお宅に訪問することがほとんどです。

よって、訪問した際やリハビリ中に何があるか分かりません。

例えば下記のような状態です。

・夏の時期に訪問したら熱中症症状が認められた。
・糖尿病を患っている人が急に低血糖症状がみられた。
・注意をしていたが、リハビリ中に転倒させてしまった。
・訪問したら意識が朦朧としていた。
・状態を把握していたら2週間以上排便がないことを知った。

このようなことが普段から色々と訪れます。

その時に、訪問している人は1人ですから責任を持ってしっかりと対応しなければいけません。対応するためには知識が必要です。

知識がないことが原因で正しい対応ができないと責任を感じ、とてもしんどい気持ちになることもあります。

 

今回、紹介したことはほんの一例に過ぎません。

訪問リハビリは普段から1人で行動する以上、責任面でしんどいと感じることもあると思いいます。

 

人間関係

訪問リハビリがしんどいと感じることの1つに人間関係があります。

訪問リハビリでは下記の方々と接します。

 

1)利用者さん
2)家族
3)ケアマネジャー
4)他のサービス事業者
5)医療機関関係者
6)かかりつけ医
7)地域住民
8)同僚、上司
9)事業所の医師 …など

 

多くの方々と接するため、色々な場面でしんどいと感じることもあります。

訪問リハビリで人間関係においてしんどいと感じることをいくつか紹介します。

 

訪問リハビリで人間関係でしんどいと感じる場面

訪問リハビリは色々なお宅(家庭)に訪問します。

お宅には本人の妻または夫がいたり、息子や娘、孫などがいたりします。中には兄弟と住まれている人もいます。

同居していなくても、近くに住まれていたり、協力してくれる人も多くいます。

みなさんが十人十色で同じ人はいません。

価値観が違ったり、意見が合わないことも当然あります。

そのような環境に訪問するわけですの、下記のようなこともあるのです・

・訪問リハビリ中に家族が言い争いをしている。
・良かれと思って提案したことに激怒された。
・言っていないことややっていないことの責任を押し付けられた。
・リハビリをしても回復しないと言われた。
・担当交代してくださいと言われた。

人と接する仕事柄、仕方のないこともありますが、時には理不尽なこともあります。

そのような時、とてもしんどいと感じることもあります。

 

清潔面

訪問リハビリで行く家は綺麗なお宅ばかりとは限りません。

ゴミ屋敷のような家、好まないペットが多い家、床がベタベタしている家、臭いが好まない家など色々なお宅があります。

そのような家に行きたくなくても、行かなければいけないこともよくあります。

自分自身の許容範囲は各自異なると思います。みなさんが生まれ育った環境が個々で異なるため、価値観も異なるのは当然です。

自身の許せる範囲であれば、苦痛を感じないとは思いますが、自身が許せない範囲の環境ですと、しんどいと感じるはずです。

訪問リハビリで清潔面でしんどいと感じることを紹介します。

 

訪問リハビリで清潔面でしんどいと感じる場面

入院している患者さんや入所している患者さんは少なくても週2回入浴をされると思います。また、入浴をした後は綺麗な服に着替えると思います。

通所リハビリやデイサービスでも同様だと思います。

しかし、訪問リハビリの利用者さんの中では入浴ができない人、入浴をしたがらない人もいます。数ヶ月入浴していない人ももちろんいますし、便汚染や尿汚染をされている人もいます。

また、病院や施設は定期的に建物の清掃をしていると思います。

自宅という環境では、毎日清掃をされている人も当然いますが、不衛生にしている(不衛生になってしまっている)人も多くいらっしゃいます。

そのようなあまり清潔とは言い難い環境でリハビリをするということをしんどいと感じるセラピストも多くいるはずです。

 

体力面

訪問リハビリは建物を飛び出して訪問をする仕事です。

よって、夏は暑く、冬は寒いという環境となります。

「どうぜみんなエアコンや暖房をつけていますよね?」と言われることもありますが、快適な室温のお宅の方が少ないと思います。

しかし、サービス提供側ですので、「もっとエアコンを強くして…」とは絶対言えません。

暑がりの人が暑い環境で、寒がりの人が寒い環境で過ごすということはとてもストレスになる場合が多いと思います。これも訪問リハビリにおけるしんどいと思うことです。

訪問リハビリで体力面でしんどいと感じることを紹介します。

 

訪問リハビリで体力面でしんどいと感じる場面

都会の訪問リハビリは自転車で訪問することが多いです。

自転車での訪問ですので、当然、体力は必要となります。

真夏の暑い時でも、真冬の極寒の中でも自転車です。

また、花粉症の方は春も大変だと思いますし、夏場は日焼けの影響も強くあります。

その中でも大変な時が梅雨の時期や台風の時です。

梅雨の時期は雨の上、とても蒸れて暑いという状況で1日・毎日過ごす必要があります。台風の時も大雨で強風の中、自転車を漕ぐ必要があります。

ポジティブに考えれば「運動できる!」ですが、やはり体力的にはしんどいです。

 

時間管理

訪問リハビリは1人での行動がメインとなる仕事です。

チーム医療介護であることは変わりありませんが、通所リハビリテーションやデイサービスなどと比較して、チームより個人での行動が多いです。

・リハビリは1対1
・書類作成も1人
・移動も1人
・電話連絡も1人

同じプレイヤーの立場の場合、リハビリの時間は等しいことが多いですが、それ以外の時間の使い方は完全に個人に委ねられています。

その一例を紹介します。

 

訪問リハビリで時間管理がしんどいと感じる場面

訪問リハビリは、テキパキ効率よく業務を遂行すれば、その分時間に余裕が生まれます。

一方、ダラダラ業務を行っていたり、のんびりな性格な場合は時間管理がしんどいと感じてしまう可能性があります。

例えば、40分という訪問リハビリを毎回40分で終えることができる人と、終えるのに45分かかってしまう人がいたとしましょう。

共に6件訪問した場合、40分で終えることができる人は40分間でピッタリと訪問を切り上げて、次の移動の間の5分を利用して記録を書くことができます。

そうすることで、6件終わった時に1人分の記録を書けば、次の業務にうつれます。

しかし、毎回40分訪問のところを結果的に45分かかってしまう人は、記録を書く時間がなく、全ての訪問業務終了後に6件分の訪問記録を書くことになります。

1件の訪問業務をしっかりと時間で終えることができないタイプの人間は、記録を書くスピードや書類作成速度も遅い傾向があります。

このように非効率で業務を迅速に遂行できないタイプの人間は、訪問リハビリでは時間管理でしんどい思いをすることになると思います。

 

感染対策

新型コロナウイルス感染症が猛威をふるう中、訪問リハビリは日々、環境を変えて訪問をしています。

それは、常に感染対策をすることを意味します。

感染対策といいましても色々なものがあります。

その中でも訪問リハビリの感染対策でしんどいと感じることを紹介したいと思います。

 

訪問リハビリの感染対策でしんどいと感じる場面

訪問リハビリは毎回の訪問で、手洗い・アルコール消毒等を必ず実施し、前のお宅から次に訪問するお宅に感染する可能性があるものを持ち込まないような対策をしています。

よって、毎回念入りの手洗いを訪問リハビリの前後に実施します。よって、手洗いやアルコール消毒の回数が非常に多くなり、手荒れがとてもひどくなることもあります。

また、新型コロナウイルス感染症の流行時や可能性が少しでもあるときに関しては、季節問わずにマスク、フェイスシールド、全身のガウン等を装着した状態で訪問をすることになります。

真夏のとても暑い環境下で、エアコンがついていない環境で、水分摂取もせずに、60分間、マスクとフェイスシールドと全身のガウンを着用した状態で訪問することを想像して見てください。

その後に着替えと消毒をするという作業を繰り返すのです。

このようなことが実際の訪問リハビリの現場で日々行われています。

 

訪問リハビリはしんどい以外にも楽しいこともある

今回は、訪問リハビリにおけるしんどいことを6つ紹介させていただきました。

 

訪問リハビリのしんどいまとめ
  1. 責任面
  2. 人間関係
  3. 清潔面
  4. 体力面
  5. 時間管理
  6. 感染対策

 

実際に既に訪問リハビリを行っている人は、しんどい共感がありましたでしょうか?

また、まだ訪問リハビリをやったことがない人は、「こんなしんどいこともあるんだ!」と理解していただくことができましたでしょうか?

 

訪問リハビリは今回紹介したことのように確かにしんどいこともあります。

しかし、私自身10年以上訪問リハビリをやっています。

訪問リハビリは、しんどいこともありますが、それ以上に楽しいこと・やりがいがあります!

是非、少しでも興味がある人は訪問リハビリの世界に足を踏み込んでもらえると嬉しいです!

 

ABOUT ME
リハウルフ
理学療法士/「リハコネ式!訪問リハのためのルールブック」監著・編集/「ビジケア訪問看護経営マガジン」編集長/他に3メディアの編集長/ YouTube「リハウルフ」運営/セミナー経験多数/厚生労働省のホームページを見ることが趣味