「血圧が高いので減塩を」と言われても、毎日の食事で塩分を計算しながら、しかも美味しく仕上げるのは簡単ではありません。薄味にすると物足りない、続かない——これは高血圧の食事療法でとても多い悩みです。とくに高齢のご本人や、支えるご家族にとっては大きな負担になります。

そんなときに役立つのが、減塩に対応した宅配食です。この記事では、訪問リハビリの現場でご家族の相談に乗ってきた視点から、高血圧・減塩向け宅配食の選び方とおすすめの考え方を、無理なく続けるコツとあわせて解説します。

この記事でわかること
  • 高血圧の食事療法で減塩が大切な理由と目安
  • 減塩向け宅配食を選ぶときの比較ポイント
  • 薄味でも美味しく続けるための工夫
  • 栄養管理に強い宅配食サービスの特徴
  • 利用前に知っておきたい注意点とよくある質問

高血圧の食事療法で減塩が大切な理由

ちびウルフちびウルフ

高血圧だと、どうして塩分を減らさないといけないの?

リハウルフリハウルフ

塩分をとりすぎると体が水分をためこんで、血圧が上がりやすくなるんだ。減塩は血圧コントロールの土台。でも、やりすぎや自己流は禁物だから、目安を知っておこう。

塩分(ナトリウム)をとりすぎると、体内の水分量が増えて血液量が多くなり、血圧が上がりやすくなります。そのため、高血圧の食事療法では減塩が基本になります。日本高血圧学会は、高血圧の方の食塩摂取量を1日6g未満を目標とすることをすすめています。これは小さじ1杯(約6g)にも満たない量で、実際にはかなり意識しないと達成が難しい数値です。

とはいえ、日本の一般的な食生活では、味噌・しょうゆ・漬物・加工食品などから知らないうちに塩分をとっています。気づかないうちに目標を大きく超えていることも珍しくありません。だからこそ、塩分量が管理された食事を取り入れることが、減塩を無理なく続ける近道になります。

とくに気をつけたいのが、自分では気づきにくい「隠れ塩分」です。麺類の汁、練り物、ハムやベーコンなどの加工食品、パン、たれ・ドレッシングなどには、思った以上の塩分が含まれています。味が濃いと感じないものにも塩分は隠れているため、「しょっぱいものを避けているのに血圧が下がらない」というケースは少なくありません。1食ごとの塩分量が分かる宅配食を使えば、こうした見えにくい塩分も含めてコントロールしやすくなります。

注意減塩の目標量は、持病や治療方針によって異なる場合があります。腎臓病を合併している場合などは制限の内容も変わるため、自己判断せず主治医の指示に従ってください。

減塩向け宅配食を選ぶときの比較ポイント

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減塩の宅配食って、どこを見て選べばいいの?

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減塩は「1食あたりの塩分量がはっきり書いてあるか」が何より大事。あとは薄味でも美味しいかどうかだね。5つで比べてみよう。

減塩向けの宅配食を選ぶときは、次の5つを確認すると失敗しにくくなります。

比較ポイントチェックすること
① 塩分量の表示1食あたりの食塩相当量が明記されているか
② 栄養管理の基準公的な指針に基づき設計されているか
③ 味の工夫だし・酸味・香りで薄味でも満足できるか
④ 管理栄養士の関与献立設計・相談対応に管理栄養士がいるか
⑤ 料金(1食あたり)送料込みの総額で続けられる価格か

最も大切なのは①です。減塩食を名乗っていても、1食あたりの食塩相当量がはっきり書かれていないものは管理に使いにくいといえます。1食ごとに塩分量が分かれば、1日の合計も把握しやすくなります。次に大切なのが③の味の工夫。薄味でも満足できる仕立てになっていないと、結局続かなくなってしまいます。

ポイント減塩は「がまん」ではなく「工夫」で続けるものです。だしの旨み、レモンや酢の酸味、こしょう・しそ・しょうがなどの香りを効かせると、塩分が少なくても満足感のある味になります。専門メーカーの減塩食はこうした工夫が詰まっています。

薄味でも美味しく続けるための工夫

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減塩って続かないイメージ…。続けるコツってあるの?

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あるよ。いきなり全部を薄味にせず、宅配食で土台を作って、少しずつ舌を慣らすのがコツなんだ。手順にすると分かりやすいよ。

減塩を無理なく続けるには、いきなり完璧を目指さず、段階的に進めるのがコツです。次の順番で取り入れてみましょう。

  1. 主治医に、目標とする1日の塩分量を確認する。
  2. 1食分の塩分が管理された宅配食を、まず1日1食から取り入れる。
  3. だし・酸味・香りを効かせた献立で、薄味に少しずつ舌を慣らす。
  4. 慣れてきたら昼・夜など食数を増やし、家庭の食事も薄味に寄せていく。
  5. 血圧の記録をつけ、変化を主治医と共有する。

ポイントは、本人が「これなら続けられる」と思える範囲から始めることです。薄味は数週間で慣れてくることが多く、慣れてしまえば以前の濃い味を「しょっぱい」と感じるようになります。宅配食はその移行期の土台として、とても使いやすい方法です。

あわせて、汁物は具だくさんにして汁を減らす、しょうゆは「かける」より「つける」、めん類の汁は飲み干さない、といった日常のちょっとした習慣も効果があります。宅配食で1食の塩分を管理しながら、こうした小さな工夫を重ねることで、無理なく1日の塩分量を目標に近づけられます。

栄養管理に強い宅配食という選択肢(メディカルフードサービス)

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減塩をしっかり扱っている宅配食って、どんなのがあるの?

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一例として、医療・介護対応に強い「メディカルフードサービス」が挙げられるよ。塩分制限食のコースがあるんだ。

減塩の食事療法をしっかり管理したいなら、一般的な宅配弁当より医療・介護対応に特化したサービスが安心です。その代表例が、総出荷600万食を突破した健康宅配食「メディカルフードサービス(MFS)」です。

メディカルフードサービスは、消費者庁が定める「食事療法用宅配食品等栄養指針」に基づいて献立が設計されているのが特徴です。高血圧の方向けには塩分制限食のコースがあり、1食ごとに塩分量が管理されています。和食を中心に約70種類の献立があり、だしや素材の味を活かすことで、薄味でも満足できるよう工夫されているのも専門メーカーならではの強みです。

さらに、管理栄養士に電話で相談できる窓口があり、全国300か所以上の病院・介護施設でも採用されている実績があります。料金は送料込みの表示で、追加送料がかからない点も分かりやすいところです。まずは少量のお試しセットで、味と続けやすさを確かめてみるのがおすすめです。

\まずは「お試しセット」から/
高血圧の方向け・消費者庁指針準拠の健康宅配食
お試しセットを見る ▶
※メディカルフードサービス公式サイトに移動します
メディカルフードサービス 健康宅配食
注意コースの選び方や目標塩分量に迷うときは、自己判断せず主治医や管理栄養士、サービスの相談窓口に確認しましょう。宅配食はあくまで食事療法の補助であり、薬や通院に代わるものではありません。

減塩向け宅配食を利用する前の注意点

便利な宅配食ですが、利用前に押さえておきたい点があります。

まず、宅配食はあくまで食事療法を支える道具です。これだけで血圧が下がるわけではなく、服薬・通院・運動・適正体重の維持などの指示はあわせて守る必要があります。次に、宅配食で1食分の塩分を抑えても、ほかの食事で漬物や汁物、加工食品をとりすぎると1日の合計では超えてしまいます。宅配食を土台に、足し算する食品の塩分にも気を配りましょう。

また、冷凍タイプが中心のため冷凍庫のスペースが必要です。血圧の状況は季節や体調で変化するので、記録をつけて主治医と共有し、食事内容が今の状態に合っているか定期的に見直すことが、安全に続けるコツです。

高齢のご家族の場合は、ご本人だけに減塩を任せきりにしないことも大切です。長年の食習慣を急に変えるのは難しく、「薄味がつらい」と感じて隠れて濃い味のものを足してしまうこともあります。宅配食で土台を整えつつ、ご家族が時々食事の様子を見守り、無理のない範囲で一緒に取り組むと、減塩は続けやすくなります。

減塩は1日何グラムを目標にすればいいですか?
日本高血圧学会は高血圧の方の食塩摂取量を1日6g未満を目標とすることをすすめています。ただし合併症などで目標が変わる場合があるため、必ず主治医の指示を確認しましょう。
薄味だと続かないのですが、コツはありますか?
だしの旨み、酢やレモンの酸味、こしょう・しそ・しょうがなどの香りを活かすと、塩分が少なくても満足感が出ます。いきなり全部を薄味にせず、宅配食を土台に少しずつ慣らすのがおすすめです。
宅配食だけで血圧は下がりますか?
宅配食は食事療法の補助です。服薬・通院・運動・体重管理などの指示とあわせて取り組むことが大切で、宅配食だけで治療が完結するわけではありません。
まずは少しだけ試せますか?
多くのサービスに6食程度のお試しセットがあります。いきなり定期契約せず、味・量・続けやすさを確認してから判断するのがおすすめです。
まとめ
  • 高血圧の食事療法は減塩が土台。学会は1日6g未満を目標にすることをすすめている。
  • 減塩向け宅配食は「1食あたりの塩分量の表示」と「薄味でも美味しい工夫」で選ぶ。
  • いきなり完璧を目指さず、宅配食を土台に1食から始めて舌を慣らすのがコツ。
  • 栄養管理を重視するなら、塩分制限食のあるメディカルフードサービスも選択肢。
  • 宅配食は食事療法の補助。服薬・通院とあわせ、まずはお試しセットから。
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リハウルフ
理学療法士/「リハコネ式!訪問リハのためのルールブック」監著・編集/「訪問リハビリマガジン」編集長/他に3メディアの編集長/ YouTube「リハウルフ」運営/セミナー経験多数/厚生労働省のホームページを見ることが趣味
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