最近、訪問リハビリテーション事業所の立ち上げが増加しております。
その理由を4つ紹介したいと思います。
訪問リハビリテーションは年々増加している(厚生労働省)
厚生労働省のデータからも訪問リハビリテーション事業所が年々増加していることが分かります。
出典)厚生労働省
開設者種別では、下記の通り病院・診療所が多い状況です。
- 病院・診療所…81%(3,817事業所)
- 介護老人保健施設…19%(919施設)
- 介護医療院…0.001%(3施設)
また、訪問リハビリテーション事業所が増えるだけでなく、受給者も比例して年々増加していることが分かります。
出典)厚生労働省
訪問リハビリ事業所の立ち上げが増える4つの理由!
訪問リハビリテーション事業所の立ち上げが増える理由は下記の通りです。
- 地域包括ケア病床
- 介護老人保健施設
- 訪問看護ステーション
- 理学療法士
一つひとつ説明していきます。
地域包括ケア病床の影響で訪問リハビリ立ち上げが増加
一つ目の理由は地域包括ケア病床の影響です。
下記は、「地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料の施設基準」です。
出典)中医協 総-1 2.6.10地域包括ケア病棟入院料 の取扱いについて
この表から分かるように「入院料1・管理料1」「入院料3・管理料3」を算定するためには、地域包括ケアの実績の①〜⑥のうち2つを満たす必要があります。
その1つの条件に「同一敷地内又は隣接する敷地内に位置する事業所が、訪問介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、介護予防訪問看護又は介護予防訪問リハビリテーションの提供実績を有していること。」というものがあります。
訪問リハビリテーションは非常に立ち上げが簡単であるため、この条件を満たすために小さな事業所を開設するという流れが一部ではあるようです。
老健の影響で訪問リハビリテーションの立ち上げが加速
令和3年度介護報酬改定において、介護老人保健施設の「在宅復帰・在宅療養支援等評価指標」の見直しがありました。
その中のの「居宅サービスの実施数」の項目で、2サービスの場合は訪問リハビリテーションを含むという項目が追加されました。
介護老人保健施設に訪問リハビリテーションを立ち上げることは容易であるため、立ち上げはさらに加速する理由の一つと言えると思います。
出典)厚生労働省
訪問看護ステーションにおける理学療法士等が増加しているため
最近話題にあがることが多いのが「訪問看護ステーションに理学療法士が増加している問題」です。
令和4年度診療報酬改定に向けての議論でも下記のようなことがあがっております。
訪問看護ステーションに理学療法士が多くなっている問題を受けて、「訪問看護の制度が厳しくなるのではないか?」という懸念から分散のために「訪問リハビリテーションを立ち上げよう!」と考えている法人も多くあると思います。
理学療法士等の数が増加しているため訪問リハビリ立ち上げが加速
昔は病院などで働く理学療法士等が多くいましたが、現在は通所リハビリテーションや通所介護などの介護サービス施設で働く者も増えました。
それは理学療法士や作業療法士が増加しているためです。
その結果、理学療法士等が働くフィールドを増やすために、事業拡大をし訪問リハビリテーションを立ち上げる法人が増えていることも考えられます。
出典)厚労省
訪問リハビリテーションの立ち上げはますます増える
今回は訪問リハビリテーション事業所が増える理由について解説しました。
このブログでは訪問リハビリテーションに関する知識を得ることができます。
さらに個別で相談したい場合は、ご連絡ください。
訪問リハビリテーションの立ち上げが増える理由の動画
訪問リハビリテーションの立ち上げが増える理由の動画は下記よりご視聴ください。