理学療法士のダブルライセンスおすすめ4選|キャリアアップ法

「理学療法士におすすめのダブルライセンスって何だろう?」「2つ目の資格を取れば、本当にキャリアアップできるの?」——将来のキャリアに不安を感じ、こうした疑問を持つ理学療法士(PT)は年々増えています。
結論からお伝えすると、私は理学療法士のダブルライセンス取得をおすすめします。理由はシンプルで、理学療法士は今後も増え続け、いずれ飽和状態に近づくと考えられるからです。だからこそ「ただのPT」ではなく、希少性の高いレアなPTが求められます。この記事では、具体的にどんな資格を取るべきか、そしてそれをどうキャリアアップに活かすかを、現場目線で詳しく紹介します。
- 理学療法士にダブルライセンスがおすすめな理由
- PTと相性の良いおすすめ資格4つ(介護福祉士・看護師・ケアマネ・福祉用具専門相談員)
- それぞれの資格を活かした具体的なキャリアアップ・年収アップの方法
- セカンドキャリアを考えるうえで知っておきたい視点
理学療法士にダブルライセンスがおすすめな理由
ちびウルフせっかくPTになったのに、もう1つ資格を取る意味ってあるの?
リハウルフ大いにあるよ。これからは「PTであること」だけでは差がつきにくい時代。もう1つの強みが、キャリアの選択肢をぐっと広げてくれるんだ。
理学療法士の養成校は増え、毎年多くの新人PTが現場に出ています。供給が増えれば、当然ながら一人ひとりの希少価値は下がりやすくなります。そんな中で生き残り、さらに収入や役割を伸ばしていくには、「PT+もう1つの専門性」という掛け算が大きな武器になります。
理学療法士におすすめのダブルライセンスは、次の4つです。
以下では、それぞれ「なぜPTと相性が良いのか」「どうキャリアアップに活かせるのか」を順番に解説します。
理学療法士と介護福祉士のダブルライセンス
理学療法士と介護福祉士のダブルライセンスは、個人的にとてもおすすめの組み合わせです。「PTを持っているのに介護福祉士を取る必要があるの?」と思うかもしれませんが、介護現場のマネジメントを目指すなら大いにありだと考えています。
介護老人保健施設の管理者を目指すキャリアプラン
- 理学療法士と介護福祉士のダブルライセンスを取得する
- 介護老人保健施設(老健)などの管理者を目指す
- 介護福祉士は処遇改善加算の対象で、国からの手当が出る
- 夜勤に入れば夜勤手当で収入が増える
- 介護職とリハビリ職、両方の気持ちを理解したマネジメントができる
このような活かし方をすれば、年収アップにもつながりやすくなります。
住宅型有料老人ホームのマネジメントをするキャリアプラン
もう1つの活用例が、住宅型有料老人ホームでのマネジメントです。併設の訪問介護・訪問看護・訪問リハビリを兼務しながら、施設全体のマネジメントを担う、という働き方ができます。リハビリと介護の両方の視点を持つPTだからこそ、現場の調整役として力を発揮できます。
理学療法士と看護師のダブルライセンス
ちびウルフ看護師って、また学校に通わないといけないんだよね?大変そう…
リハウルフそこはデメリットだね。時間はかかる。でも、その先に得られるメリットはとても大きいんだよ。
理学療法士と看護師のダブルライセンスもおすすめです。デメリットは、養成校に改めて通う必要があり時間がかかること。しかし、それを上回るメリットがあります。
- 一般的に理学療法士より看護師の方が給与水準が高い
- 看護師なら訪問看護ステーションの管理者になれる
- 回復期リハビリ病棟などで、看護師とリハビリ職の橋渡し役になれる
- 看護とリハビリ、両方の立場・気持ちを理解できる
個人的に特におすすめなのが、訪問看護ステーションの管理者になり、看護とリハビリの両方に強いステーションを立ち上げるというキャリアです。リハビリの視点を持った看護管理者は、まだまだ希少な存在です。訪問看護ステーションの運営や顧客・人材管理を学ぶうえでは、関連書籍(例:日本看護協会出版会『訪問看護ステーションの顧客管理と人材管理・育成』など)で体系的に知識を補うのも有効です。
理学療法士とケアマネジャーのダブルライセンス
理学療法士とケアマネジャー(介護支援専門員)のダブルライセンスも、長く働き続けるうえで心強い組み合わせです。理学療法士として働き、実務経験5年を満たすとケアマネジャーの受験資格が得られます。PTを続けながら受験できるのも魅力です。
受験勉強を通じて介護保険制度を体系的に学べるため、現場での説明力やケアマネとの連携力も自然と高まります。主なメリットは次のとおりです。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| セカンドキャリア | 体力的に厳しくなったとき、ケアマネとして働く選択肢が持てる |
| 視点の強み | 理学療法士の視点を活かしたケアマネジメントができる |
| 連携力 | リハビリ専門職とのパイプ役になれる |
理学療法士と福祉用具専門相談員のダブルライセンス
理学療法士と福祉用具専門相談員のダブルライセンスもおすすめです。実は、理学療法士の資格があれば福祉用具業者でそのまま働くことができます。意外と知られていませんが、福祉用具業界は昇進していくと収入が高くなりやすいという特徴もあります。
医療業界では医師が組織のトップに立つ構造が多く、PTが上位の役職に就くのは簡単ではありません。一方、福祉用具業界では「理学療法士」という資格そのものが大きな信頼と評価につながることがあります。身体や動作の専門知識を活かして用具選定・住環境調整に関われるため、キャリアアップの選択肢として十分に魅力的です。
ちびウルフPTの資格が、そのまま別の業界で武器になることもあるんだね!
リハウルフそう。視野を広げれば、PTの専門性が活きる場所はたくさんあるんだ。自分に合った道を選ぼう。
理学療法士のダブルライセンス選びとキャリア戦略
4つの資格を見てきましたが、大切なのは「流行っているから」ではなく自分が目指したい働き方から逆算して選ぶことです。管理職を目指すのか、収入を上げたいのか、体力に左右されにくい働き方をしたいのか——ゴールによって最適な2つ目の資格は変わります。
| こんな人におすすめ | 相性の良い資格 |
|---|---|
| 介護施設の管理・マネジメントを目指したい | 介護福祉士 |
| 収入を上げ、訪問看護の管理者になりたい | 看護師 |
| 体力面を見据えたセカンドキャリアが欲しい | ケアマネジャー |
| 住環境・用具の専門性で評価されたい | 福祉用具専門相談員 |
キャリア戦略そのものを学びたい方は、医療・介護職向けのキャリアデザイン書籍(ロギカ書房『医療・介護職の転職を成功に導くキャリア戦略』など)で考え方を整理するのもおすすめです。
ダブルライセンスを取得する前に考えたい3つのこと
ちびウルフよし、さっそく資格を取ろう!…って、勢いで決めちゃダメ?
リハウルフ気持ちは大事だけど、取得には時間もお金もかかる。後悔しないために、先に3つ確認しておこう。
ダブルライセンスは強力な武器になりますが、取得には相応のコスト(時間・費用・労力)がかかります。動き出す前に、次の3点を整理しておくと失敗が減ります。
- ゴールを明確にする:管理職・収入アップ・セカンドキャリアなど、何のために取るのかを言語化する
- 取得コストを見積もる:通学が必要か、働きながら取れるか、費用と期間はどれくらいかを把握する
- 資格を活かせる場があるか確認する:取得後に、その資格を実際に活かせる職場・働き方があるかを調べる
とはいえ、PTが増え続ける今、何も行動しないこと自体がリスクにもなり得ます。まずは情報収集から始め、自分に合った一歩を踏み出してみてください。
ダブルライセンスは必ず取った方がいい?
働きながらでも資格は取れる?
一番収入アップにつながりやすいのは?
ケアマネの受験資格はいつ得られる?
- 理学療法士は今後飽和が進むため、希少性を高めるダブルライセンスがおすすめ
- 介護福祉士=施設マネジメント、看護師=収入アップ・訪問看護管理者、ケアマネ=セカンドキャリア、福祉用具専門相談員=用具の専門性、と活かし方が分かれる
- 資格は「目指す働き方」から逆算して選ぶのが成功のコツ
- 看護師は時間がかかる、ケアマネは継続学習が必要など、取得コストも踏まえて判断を



