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訪問看護

訪問看護の個人目標設定の例を紹介!人事考課などでも活用しよう!

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訪問看護という職業は、専門的な医療知識とスキルを必要とする一方で、利用者さんの自宅という、個々のライフスタイルや文化が色濃く反映された場所で働くという特性から、対人スキルや組織運営スキルも重要となってきます。

訪問看護師は、利用者さん一人ひとりの生活状況や健康状態に合わせたケアを提供しながら、時にはその家族や地域の人々とも関わりながら日々の業務を遂行していきます。

そのため、訪問看護師として自己成長を遂げると同時に、より高品質なケアを提供するためには、具体的かつ達成可能な目標設定が不可欠です。

目標設定は、自身の成長を促すだけでなく、利用者さんに対するサービスの質の向上、さらには訪問看護ステーション全体の業績向上にも寄与します。

この記事では、訪問看護師の個人目標設定の具体的な例をいくつか紹介します。

人事考課の目安にすることはもちろん、日々の業務の中で自身の成長を実感するための指針としても活用いただけます。

 

訪問看護の個人目標設定の例を紹介

訪問看護の個人目標設定の例を紹介します!

訪問件数を月間〇〇件以上にする

訪問看護師としての主要な業務の一つは、利用者さんの自宅を訪問し、必要な看護ケアを提供することです。

そのため、訪問件数を増やすという目標は、直接的に利用者さんへのケア提供の機会を増やすことを意味します。

これは、看護師としての基本的な役割である「人々の健康の向上と維持」に寄与する目標と言えるでしょう。

例:「月間訪問件数を90件目指す」

具体的な行動計画:まず、現状の月間訪問件数と目指す訪問件数とのギャップを明確にします。その上で、効率的な訪問スケジュールの立て方を学ぶために、他の経験豊富な看護師のスケジュール管理法を観察したり、適切な業務委譲について学んだりすることが役立つでしょう。

 

利用者さんや家族からのクレーム年間ゼロを目指す

利用者さんやその家族からのクレームは、サービスの質や接遇の改善点を見つけ出すための貴重なフィードバックです。

年間クレームゼロという目標は、利用者さんや家族の満足度を最大限に高めるための努力を表しています。

 

例:「利用者さんや家族からのクレーム年間ゼロを目指す」

具体的な行動計画:これを達成するためには、まず定期的な利用者さんとのコミュニケーションを心がけることが大切です。そして、クレームを未然に防ぐためには、利用者さんからの小さな不満や要望をすぐにキャッチし、それに対応する能力を養うことが必要です。これは、利用者さんとの日常の会話を大切にし、思いやりの心を持つことから始まります。

 

訪問看護ステーション内での勉強会を年に○回開催する

訪問看護師の知識と技術は日進月歩であり、新しい病態や治療法、ケアの手法が次々と発表されています。

それらをキャッチアップするためには、定期的な勉強会の開催が必要です。

また、看護師同士で知識を共有することは、チームとしての一体感や連携力を高め、結果的には訪問看護ステーション全体のサービス品質向上につながります。

 

例:「訪問看護ステーション内での勉強会を年間6回開催する」

具体的な行動計画:具体的な勉強会のテーマを設定し、そのテーマに関連する最新の情報を調査し、それを基に資料を作成します。また、可能であれば外部の専門家を招いて講演をお願いするなど、多角的な視点から学べる環境を作ることも重要です。

 

業務マニュアルを年間○つ作成して業務効率化を図る

訪問看護の業務は多岐にわたり、その一部は非常に複雑で専門的な知識を必要とします。

そのため、業務マニュアルを作成することで、業務の標準化と効率化を図ることができます。

また、新人の育成やスキルアップにも寄与します。

 

例:「年間に訪問看護業務の新規マニュアルを3つ作成する」

具体的な行動計画:初めに、現状の業務フローを把握し、改善や標準化が必要な項目を洗い出します。次に、それらの項目を基にマニュアルを作成します。作成後は、他の看護師にフィードバックを求めることで、内容のブラッシュアップを図ることが重要です。

 

訪問看護師をリファラル採用する

人材は訪問看護ステーションの最大の財産です。

既存のスタッフが信頼でき、価値観が合う仲間を推薦するリファラル採用は、高品質な人材を確保する有効な手段です。

 

例:「年間に2人の訪問看護師をリファラル採用する」

具体的な行動計画:まず、自身のネットワーク内で訪問看護師として適性があると考える人物がいるかを探します。次に、その人物に対して訪問看護ステーションの魅力や働きがいを伝え、ステーションへの興味を引き出します。

 

外部勉強会に年間○回行き、知識や技術を向上させる

外部勉強会への参加は、自身の知識や技術を新たなもので更新し、また他の訪問看護ステーションでの成功事例を学ぶ絶好の機会です。

自身の視野を広げ、新たなアイデアを得るためにも、定期的な外部勉強会の参加を目指しましょう。

 

例:「年間に外部勉強会に4回参加する」

具体的な行動計画:まず、自身が学びたいテーマやスキルに基づいて、適切な勉強会を探します。次に、その勉強会の開催スケジュールを調べ、自身の業務スケジュールと調整します。

 

まとめ

訪問看護師の個人目標設定の具体的な例を紹介しました。

これらはあくまで一例であり、各人の状況や目指すべき方向により、適切な目標は異なります。

しかし、こうした具体的な目標を設定し、それに向かって行動を起こすことで、自分自身の成長とともに、利用者さんへのサービスの質を高めることができるでしょう。

 

また、これらの目標設定は、人事考課の際の自己評価や上司からの評価にも活用できます。

自己の成長と評価のために、具体的で達成可能な目標設定を心がけてみてください。

 

ABOUT ME
リハウルフ
理学療法士/「リハコネ式!訪問リハのためのルールブック」監著・編集/「ビジケア訪問看護経営マガジン」編集長/他に3メディアの編集長/ YouTube「リハウルフ」運営/セミナー経験多数/厚生労働省のホームページを見ることが趣味